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メモの魔力 The Magic of Memos

メモの魔力 The Magic of Memos ◆著者 前田裕二 ◆5段階評価 ☆4つ ◆書評 学生時代も、社会人になってからも、 メモを取る大切さについては、良く見聞きしていましたが、 最近ビジネス書コーナーで本を探していた時、 まずタイトルに目が行き、思わず手に取りました。 著者は、いま最も注目される起業家の一人である前田裕二氏です。 「たかがメモ、されどメモ」 序章に記載されている「僕にとってメモとは、 生き方そのものです。」という文章を読み、そう感じました。 メモの奥深さは計りしれないものであり、 何故生き方そのものと言えるのかが、 理論的に分かりやすく書かれ ており、 例えば、単なるメモ術というより、 メモから新しいアイディアを発想したり、思考を進めたり、 深めたりするための技術が学べます。 メモに全てを注ぎ込む前田氏の圧倒的な熱量を感じられる本である と感じました。
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踊る町工場

踊る町工場 ◆著者 能作克治 ◆5段階評価 ☆4つ ◆書評(368文字) ビジネス書コーナーで本を探していた時、 まずタイトルに目が行き、思わず手に取りました。 著者は、一代で会社の売上を10倍にした実績を持つ、 株式会社能作の代表取締役社長の能作克治氏です。 株式会社能作は、 富山県高岡市で400年の歴史を持つ鋳物技術を受け継ぎ、 1916年に創業した鋳物メーカーですが、 どういう経営方針の基に、 衰退の一途を辿る伝統産業を活性化し続けているのか非常に興味が 湧きました。 理由は、克治氏の圧倒的なハードワークと情熱と人柄、そして、「 しない」経営方針を徹底しているから。 その内容がストーリーを交えながら、分かりやすく書かれており、 読者の心に響いて、活力が漲る感覚が得られました。 たった一人でも、本気の想いで、考えながら仕事を継続すれば、 自ずと道は開ける事を体現されていて、 多くの人に感動と勇気を与える本であると感じました。

共感SNS

共感SNS ◆著者 ゆうこす ◆5段階評価 ☆5つ ◆書評(405文字) 堀江貴文氏やSHOWROOMの前田氏など、 時代の寵児らから注目されている、ゆうこす氏による著書。 元HKT48所属のアイドルで、 現在はモテクリエーターとして会社経営をしており、10〜 20代女性への影響力は絶大です。 タイトルの一部に使用されている「共感」は、ビジネスで結果・ 成果を創る上でも、 プライベートで良好な人間関係を築く上でも、 大事な事だと考えていますが、 SNS上で共感を取る難しさを実感しているため、 すぐに内容を知りたくなりました。 影響力があるSNSを運用するためのテクニックもさる事ながら、 どうしてそのテクニックが大事なのか、 失敗談も交えて分かりやすく書かれていて、 楽しみながらどんどん読み進めていけました。 誰でも簡単に「個」 で情報発信やブランディングが出来るSNSは、 これからの時代も益々影響力を発揮する事は確実ですので、 しっかりとSNSを活用しながら、 人生設計をする人が増えていくだろうと感じました。

多動力

多動力 ◆著者 堀江貴文 ◆5段階評価 ☆4つ ◆書評(490文字) 著者は、累計100冊程度、本の出版をしているホリエモンこと、 堀江貴文氏です。 「多動力」というタイトルを目にした時、 すぐにはどんな力なのか想像がつきませんでしたが、 その答えが「いくつもの異なることを同時にこなす力」 と書かれており、 堀江貴文氏だからこそ書ける本だなと感じました。 どこまででも自由にかつ軽やかに業界を横断して仕事をされている イメージをずっと抱いていたからです。 インターネットが台頭し、 水平分業型モデルの産業がどんどん増えていき、 近年では、IoTでありとあらゆる「モノ」 がインターネットに繋がる時代が到来してきている中で、 本書を読み、この「多動力」という力が今後益々必要とされ、 その力を身につけると、 仕事の楽しみや人生の充実さに直結すると感じました。 一つの会社でずっと働き続けるのが美徳とされた時代から仕事をし ている人にとっては、 これまでの当たり前だった価値観を根底から覆されると思いました 。 時代はどんどん変化しているからこそ、自分自身も柔軟に、 そして素早く変化する必要があり、 多動力を発揮するためには、 何でもまずやってみるという実践力が根本として大事な事だと感じ ました。

斎藤一人の人を動かす

斎藤一人の人を動かす ◆著者 永松茂久 ◆書評 著者は、斎藤一人の末っ子弟子であり、 飲食店や人材育成事業などを手がける若手実業家の永松茂久氏です 。 「究極の人間関係のバイブル」と一言で表現出来る本。 人間関係は、人が生きていく上でとても大事であると同時に、 人生での成功に大きな影響を及ぼすものだと思います。 その人間関係を良好にし、 自己実現するために必要な事が分かりやすく書かれている良書です 。 この本から得られた気づきを周りの大切な人に伝えることで、 益々人生が豊かになる実感が湧きました。 人生での成功=社会的な成功+人としての成功であると考えると、 この2つの成功には、人を動かす力が必須であり、その本質は、 人としての魅力です。 人を動かすためには、目の前の人を大切にし、 自己重要感を満たし、徳を積み続けること。 あらゆる世代、立場の人に響く内容の本だと感じました。 藤堂修

LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略

◆書籍名 LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略 ◆著者 リンダ・グラットン アンドリュー・スコット ◆5段階評価 ☆4つ ◆書評 人生100年時代とは最近よく耳にしますが、その時代を生き抜くための、人生戦略について綴られています。 80歳程度の平均寿命を前提に、足並みをそろえて教育、勤労、引退という3つのステージで人生設計していた時代は終わり、 抜本的に考え直さなければいけない時代に突入した。 そんな難題に向き合い、その一つの答えを出したのが、 世界的権威を持つ、ロンドン・ビジネススクールの経営学者と経済学者である著者です。 例えば、雇用は機械化やAIの進歩を受けてどう変わるのか、 人的ネットワークをいかに構築するべきか、 健康に対する考え方の変化など、 新たな問題の切り口は、多彩で、かつ様々なデータに裏付けされているので、凄く納得しました。 自分自身も含めて、一人一人がもう一度ライフプランを見直さなきゃいけないなと感じさせられました。 先を見据えて人生設計することの重要性が今後ますます高まっていく事が分かる本でした。

SHOE DOG

◆書籍名 SHOE DOG  ◆著者 フィル・ナイト ◆5段階評価 ☆5つ ◆書評(450文字) ナイキの共同創業者であるフィル・ナイトの著書。 ナイキと言えば、 世界最高のスポーツ用品メーカーであるが、 そこに到るまでの歩みは全く知らない状態で 一読して、 本書に魅了されてしまいました。 世界的なスポーツブランドに成長した「ナイキ」 の創業物語ですが、 波瀾万丈で幾度となく訪れるピンチを、 夢と情熱と仲間の支えで乗り越え、 成長し続ける姿に勇気を沢山貰いました。 日本で作られたオニツカのタイガーというブランドの靴をアメリカ で売るという、 米国の誰もが笑うような夢を抱き、著者は日本に渡ります。 そして、夢が叶い、 オニツカの靴をアメリカで販売する権利を得て、 事業を順調に広げますが、 オニツカとの関係が徐々に悪化し、資金面で苦しくなります。 そんな時、倒産寸前に追い込まれた窮地を別の企業が救います。 その後、アメリカでナイキブランドを立ち上げて、 世界最高峰のブランドに育て上げるまでのストーリーから、 天才でなくとも、 情熱と努力で人生を切り開いていける事を証明していると学び、 私自身も諦めず挑戦する人生にしようと感じました。