置かれた場所で咲きなさい ◆著者 渡辺 和子 ◆5段階評価 ☆4つ ◆書評 著者はノートルダム清心学園理事長の渡辺和子氏です。 読者に語りかけるような口調から、著者の心の広さや人としての温かさが感じられ、 自分自身を俯瞰して、客観視して、原点に帰る事が出来る本です。 人間だからこそ、生きている限り、様々な事が起こるのが当たり前であり、 その出来事から何を感じ学び取るかが大事だなと感じました。 生まれてくる時代や場所は運命次第で選択できないけど、その現状を受け入れ、 置かれた場所で大きな花を咲かせることに懸命になることが生きる価値だと思いました。 悩みに対して、心の持ちようを変えてみたり、 心に開いた穴からこれまで見えなかったものが見えてくる、 信頼は98%、あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく などという言葉に共鳴・共感しました。 いつも自分の人生は自分次第で切り開いていけるという想いが、 よりいっそう強くなる本だなと感じました。 藤堂修