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ビジネスマンの父より息子への30通の手紙

ビジネスマンの父より息子への30通の手紙 ◆著者 キングスレイ・ウォード(城山三郎 訳) ◆書評 ユニークな切り口で書かれた著者の処女作。 著者は公認会計士として働いた後、化学事業を手がけ、 7つほど会社を興して成功させた事業家。 著者の息子が17歳のとき、息子に当てた手紙を書き始めて、 約20年後、その息子に会社を譲るところまでを書いた、 父子の歴史の書だと感じました。 成功のためのノウハウやテクニックが詰まっている良書ですが、 著者が実際に経験・体験してきたものばかりで、内容が濃いです。 多くの常識が説かれていますが、 その常識とはビジネスマンとしての処世の原理原則で、 ビジネスマンの生涯で遭遇すべきあらゆる局面が出てきて、 その対応の姿勢が説かれています。 読み進めていくと、今後自分が経験・ 体験するかもしれない事柄が多く出てきて、 本当に自分自身が目に見えない父親と会話をはじめ、 今後の人生の大事な選択を繰り返していくイメージが出来ました。 若いビジネスパーソンも中堅や会社のトップ、 個人事業主など全ての人たちに響く本だと思いました。 藤堂修